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2012-11-11 コンテンツ契約書の必要性

日本人は契約書が苦手・・・と書いたら、ほぼ100人の人がうなずくでしょう。

かの訴訟国アメリカに住み、病院に行ったことがある人だったら、ちょっとしたことでもすぐ契約書が出てくるので、日常に溶け込んだものですが、日本の医療機関でよほど大手術をしない限り、そんな書類は見たことがないですよね。

アメリカは歯医者ですら、麻酔医と治療医が別で、麻酔医から説明を聞き、リスクが書かれたインフォームド・コンセントにサイン、実際の治療後にはかぶせたものが取れるリスクがあることを医師が事前通告したことを認める誓約書にまたサイン、たかがかぶせものに、いちいちサインを求められられます。

日本は日本語とほぼ日本人で構成されていることと、直接的な表現を好まなかったこととが、口頭契約のままにさせていたのでしょうか、歴史的にもマスコミを中心にアニメ制作、映画など契約書不在のままでした。
しかし、口頭契約だったために、言った言わない、といった大きなトラブルが発生。
いやな思いされたご経験の方も多いのでは。
(今は下請法などの法整備があるので、大きな企業が圧力をかけることが少なくなっているかもしれませんが、当時は泣き寝入りしている企業も多いのではないかと思います。)

できれば、契約を交わさず曖昧に済ませたいし、契約を交わすことでギクシャクしたくないから避けたい、と思ってしまいますよね。
しかも、契約は法律用語が多く、難解、また相手側からこれにサインしてと堂々と言われると顔をつぶしてはいけないという気持ちになり、内容がよくわからなくても無抵抗に受けてしまいそうだという心境、わかります、わかります。

日本人はルールができたら、ルール通りに動かなければならないといった几帳面なところがあるので、契約書のルールによって、拘束された気分に陥るのではないでしょうか?

実は、そんなことはないんですよ。
その逆で、あなたを守るためにもあるんですよ!

ライセンスの契約書を作成する前に、いろいろ打ち合わせをさせて頂くことが多いのですが、大概、ライセンス側、ライセンスを受ける側どちらも自分の都合の良いように理解していることが多いのです。
かつて我々もこの仕事をする前にはそうでした。

契約書を交わすことになっていても、人間の習性なのかもしれませんが、新しい仕事への期待でワクワク、将来への夢が膨らんで、ファンタジーの世界に浸りきって、リスクや問題が見えなくなっているんです。
これは不思議なことです。
(ある本に過去の苦しみや悲しみが3分の1に押えられるように人間は作られていると書かれていたことから、過去にいやなことがあっても忘れてしまい、楽観的なのかもしれません。)

契約書の文面は弁護士や司法書士に作成してもらっていると思いますが、文面になった途端、現実的な世界に引き戻されます。
「こんな条件、聞いてないよぉ」的なこともあると思います。

増して、クリエーターが直接の契約者であった場合、かなり読みづらく、苦痛な内容だと思います。
「○○すること」「○○はしてはいけない」が羅列されているだけで緊縛を受けた気分になるでしょう。
しかし、著作権は曖昧な部分が非常に多いため、トラブル回避のためにも契約は交わしておいた方がいいです。
「人間は勝手に自分の都合の良い理解をする」といった習性からも。

・・・と契約書の必要性を書きました。
「コンテンツ・リプロデュース」をご利用頂いているお客様はかならず契約書を交わさせて頂いているんですが、大手は当たり前のように「ここの意味を説明してください。」とか訂正なども求められるのですが、クリエーターの方から説明を求められることは非常に少ないです。
できれば、契約書になれて頂く機会になってほしいと願っています--。

次は具体的な契約書の種類でも書こうかと思ってます。

 

関連リンク:やっちゃった事件簿 ~海外契約編~

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